キューバという国をご存知でしょうか?
キューバは1989年以前、
食料のほとんどをソ連からの輸入に頼っていました。
そのころの農業は、
農地の約90%における国有農場において、
機械や多量の化学肥料・農薬を投与する
近代化、機械化農法が推進されていたそうです。
しかも、
農産物は砂糖、コーヒー、煙草などの輸出品に傾斜し、
一方、米、麦、家畜飼料などは大量に輸入して、
当時の食料自給率は40%程度だったそうです。
しかし、1989年のソ連崩壊に伴い、
大半を依存していたソ連圏との貿易、援助が激減し、
石油、食料、飼料、化学肥料、農薬などの輸入は大幅に減少し、
更にアメリカの経済封鎖にもあって、
キューバは当時、深刻な経済危機、食料危機に陥ったそうです。
そんな訳で、
機械化された農機具は動かせず、
化学肥料、農薬も手に入らないという状況になり、
そんな中で食料確保せざるおえなくなりました。
さて、そこからどうしたかと言いますと、
キューバは、国をあげて有機農業に取り組み始めたそうです。
特に、人口200万都市のハバナでは、
市民あげての有機農業への取り組みにより、
食料危機を乗り越えたそうです。
キューバの有機農業は、
ミミズに土を育ててもらい、
その土を使って、
野菜などを育てる方法をとっていました。
街中の広場のようなところに、
レンガや石のブロック等で枠をつくり、
その中にミミズが育ててくれた土を運び入れ、
そこで市民が野菜などをつくって、
それを収穫して食べていました。
燃料、肥料、飼料など、
海外からの資源に頼らなくても食料自給できる仕組みを
日本もこれからつくっていけば、
私たちの食料はもちろんのこと、
子供たちや孫たちの食料も安心できるようになりますね。
そんな仕組みを、これからみんなでつくっていきましょう!
すべての人たちの幸せと
地球の幸せと
宇宙の幸せを
心より願います。
いつもどうもありがとうございます。
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